映研の話


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  これは毎年恒例だった、三軒茶屋オールナイトフェスティバル
の時の記念写真です。多分、大学二年の時で、映っているのは
映研の人達だけです。この催しは映研が音頭をとって、駒沢大
学にあった映画サークルを誘って開催していた映画館を借り切っ
ての上映会です。毎回、映画関係者を呼んでのトークが行われ
ていました。ゲストは大林宣彦監督、東陽一監督(「橋のない川」
「わたしのグランパ」)、今関あきよし監督(「アイコ16歳」「すもも
もももの」)、黒井和男プロデューサー(キネマ旬報元編集長、「刑
事物語」「戦国自衛隊1549」)などでした。

 尚、会場は「太陽にほえろ」などでロケに使用されていた三軒
茶屋中央劇場です。当時の三軒茶屋には三軒の映画館があり
ました。三軒茶屋映画劇場と三軒茶屋東映、それにこの映画館
ですが、一番設備の良いところだったと思います。

これは池袋文芸座地下ルピリエで行った駒沢大学映画フェステ
ィバルの時の写真です。文芸座を初めて学生団体が自主開催と
して借り受けて、映画祭を成功させました。その後、他の大学に
も文芸座が門戸を開放することにしたという突破口的な映画祭で
す。当日売りの切符で二百人を入れるというのが館主と交わし
た条件だったらしく、とにかく二百人を動員せよというのが合言
葉でした。呼び込みをやっていたら、たまたま大学OBが通りが
かって、券だけ買ってくれたという美談(!)もありました。このイ
ベントを企画して、そして成功に導いた人物が、その後、菅田良
哉事務所を起こす菅田良哉監督(「ヒロシマという名の少年」「信
号ばか」)でした。