映研の旗


[映研の話][映研資料室]

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  これは81年当時のユニホームです。なんでバックプリントが「FILM PEOPLE」なんだとか、
フィルムピープルとはどんな意味なのか、とかさんざん不評でしたが、当時の幹事長の熱意
でついにできあがった2代目のユニホームです。

 初代は赤のスイングトップ(布ジャン)なのですが、あれには映研の名前は入っていなかっ
たと思います。今時、スイングトップというとついぞ見かけないけれども、ジェームズ・ディーン
のジャンパーだとでも言えばわかるでしょう。そうでなければ、「ウェストサイド物語」のロケット
団イメージなんですが、どっちにしろ例えが古すぎるかな。

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 この2代目ユニホームは当時流行のテニスサークルあたりの渋カジ、ハマトラ風というべき
スタイル。男はこれにタウチェのディバッグ。女の子は巻きスカートの時代です。このトレーナ
ー自体はかなり分厚い生地でしっかりした作りでした。その後3代目のユニホームもあって、
それは水色のトレーナーでした。

 映研には旗もありました。映研の会旗でして、向こう側が透けて見えそうな薄い生地でした
が、これは濃紺に白抜きで「Eiken」の文字が踊るものです。ありがちな周囲の飾りひもは無
かったような気がします。2代目ユニホームの左胸のプリントは、その旗の文字を模したもの
です。映研の最初の卒業生が寄贈した旗で、新入会員はこの旗の下で誓いを立てるなどとい
う体育会チックな事をしていたときもありました。映研黎明期の伝説でしょうか。


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 映研の旗以外にもこの手のグッズといえば映研の「立て看板」がありました。初代は黄色
地に黒抜きで「映画研究会」と墨痕鮮やかに描かれた背丈くらいの縦型のものでした。卒業
映画「威風堂々」に初代のユニホームともども出演(?)しています。2代目は同じ配色でゴシ
ック体で描いたもの。こちらは「多摩川節考」に出演。次にデザインは同じで配色が水色に白
抜きになったものがありました。2代目以降の看板はユニホームの色と同色。

 但し、3代目ユニホームの文字色は黄色になっていて、トレーナーそのものの色は水色。2
代目とは逆の配色になっていました。