1905年、1945年、そして1985年。

40年ごとに大事件が起こる。

鶴ヶ岡八幡宮。一夫とカオルのデート。

カオルは途中で蕎麦粉を買う。

チンピラの寺田は誰かに追われていた。

源氏山で交錯する一夫たち。

蕎麦粉と麻薬が入れ替わってしまった。

麻薬団のボスは奪回を命じる。

山西と寺田が出会う。

一夫の親友、友田はまた失恋。

蕎麦を打って待つ、カオル。

蕎麦はカオルから一夫へ。

蕎麦となった麻薬を取り返す寺田。

麻薬蕎麦が流行し、犠牲者が続出。

麻薬蕎麦と蕎麦の見分けがつかない。

蕎麦の輸入、製造、飲食が禁止となる。

「ああ、お蕎麦が食べたいな」

カオルのため、一夫は蕎麦を探す。

闇蕎麦屋となっていた寺田との再会。

蕎麦屋で蕎麦を食べる人々。

蕎麦Gメンの強襲。

長浦の銃弾に倒れる寺田。

一夫は山西に救われる。

一夫に貴重な蕎麦を渡して、山西は去る。

しかし蕎麦は長浦に没収されてしまう。

取締りますます苛烈の一途をたどる。

山西は蕎麦ゲリラの副リーダーだった。

蕎麦を国民の口に取り戻すために戦う。

良心の呵責? 酒に溺れていく長浦。

一夫は蕎麦を探して、名古屋から飛騨へ。

友田はついに彼女が出来て幸せの絶頂。

政府の横暴にゲリラの怒りは爆発。

ゲリラのアジトにGメンが踏み込む。

逮捕されるゲリラ。

蕎麦廃止令違反は即射殺。

長浦と山西の悲痛な再会。

二人はかつて恋人同士だった。

長浦は秘密を知る山西を射殺する。

長浦の秘密は蕎麦好きだったことである。

全ては政府の陰謀だと叫び、逃走。

しかし既に射殺命令が下されていた。

銃弾の雨に打たれて路傍に転がる長浦。

ゲリラの武闘派は密かに武器を入手。

友田は海外蕎麦食いツアーへ。

パスポートの菊のマークを見せる友田。

「あのお方にお願いしよう。」

警官に阻止され、直訴状を郵送する。

決戦を明日に控えて、佇む海神。

Gメン三勇士が誓いを新たにする。

1985年8月15日の夜が明ける。

蕎麦ゲリラも総力を結集。決戦だ。

市街戦が始まり、ゲリラは敗走。

「目標!二百三公園」

ちらばっていたゲリラたちが集結。

それを追うGメン。

児童公園で銃撃戦。

森の中、ゲリラの反攻作戦が始まる。

「正々堂々の勝負だ!」「望むところだ」

広瀬の銃弾が山松を倒す。

柳生が飛んできた矢で負傷。

必殺仕事人、山南が杉野を襲う。

小林と山岸、因縁の師弟対決。

公園に迷い込んだ男がゲリラに殺される。

山南はさらに瀕死の北岡をも倒す。

可能と山北が雨の多摩川で激突。

山沢の火炎放射。

広瀬がゲリラの罠に落ちる。

流れ弾が友田の命を奪う。

カオルの元へ走る一夫も……

姿、執念の狙撃が山南を捕らえる。

正午、重大な放送が流れる。

「蕎麦廃止令を廃止する」という放送。

戦争は終わった。

敵味方もなく抱き合い、喜びを分かち合う。

街には日の丸の乱舞。

呆然と立ちつくす、一夫。

その時、カオルは……。

「1985年 8月 日本に蕎麦が戻った」

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